歯は、歯槽骨(しそうこつ)という骨に支えられています。そして、この歯槽骨が細菌によって溶けてしまう病気が歯周病です。歯周病は感染症のため、細菌の除菌をしなければなりません。特に家族間での感染、ペットからの感染もあるため、身近に歯周病になっている人がいる場合には注意が必要です。
また、歯周病菌は血液によって全身に運ばれるため、アルツハイマー病、食道がん、誤嚥性肺炎、心臓病、糖尿病、高血圧症、骨粗鬆症、早産、低体重児出産などとも大きな関わりがあります。
80歳で20本の歯がある人は、健康で長生きだと言われています。また、歯が健康であればいつまでも食事を楽しむことができ、老後の医療費も抑えられます。今から始める歯周病対策が、将来の自分に返ってきます。早めにPCR検査を受けて、適切なリスク管理を始めるようにしましょう。